こんにちは
越谷のツボ職人 北村です
今日は 理論と実際はぜんぜん違う について
古今東西 人の体を扱う仕事についた者は必ずこの道を通ります
違う、とにかく違う
個人差というべきか 個性というべきか はたまたへそ曲がりか
あの人とこの人は違う
あなたと私も違う
何かに対する反応、対応は全く違います
誰でも経験があるでしょうが、ある人には受けた話もある人には受けません
ある人にはすばらしく、ある人には無意味です
生物とは かも不思議で奥深く神秘的で変化に満ちており悪くいうとデタラメなのです
現代医学は国家をも変えうる力を持ち権威、権力を確立させておりますが、この人の体の取り留めのない難しさから逃れられる訳ではありません
よって必ず存在する一定の、かなりの数の「よくわからないもの」を異端、おかしいものとして切り捨てる事により権威の維持ができるようになっております
現在では切り捨てられた人々が必ずたどり着く「科」が存在しており、どこも行列をなすほどの人が押し寄せている現状です
昔から権威の象徴として「崇高で巨大な建築物」が力を発揮します
人は高くそびえる建築物を見上げながらそこに権力や圧倒的な力を感じるのです
現代においてはさしずめ大学病院、そしてCTやMRIなどの検査機器でしょうか
そこへ押し寄せる大量の人々を見ると私はどうしても巨大宗教施設を連想してしまいます
一人でも多くの方が救われることを祈っております
人の体のむずかしさに話を戻すと一つの例に「しびれ」があります
シビレ症状は処置がとても難しいのです
簡単に治まる人もいれば難治な人もいます
医学書を見ますとシビレに関して全身の神経の皮膚分布図というのがあり、どこがしびれると脊椎のどこが悪いと推察できるようになっております
しかしこれは実際の臨床では全く使い物になりません
そもそも人のシビレの感じ方にはとても個性があり一定ではありませんし、神経も皮膚と筋膜、骨膜それぞれの神経分布は違うので結果として皮膚分布図は気休め程度の使いみちしかありません
そもそも現代医学では「筋肉を見る」診断がまったくありませんのでほとんどをX線による骨診断で見るのです
実際はシビレは8割以上筋肉の調整でよくなりますので現代医学においては結果シビレは難治となっているのです
他にも人の個性による違いが難しさを呼ぶものは多くあり、一人ひとりと向き合っていく必要性は強く感じます
私が強く思うことは大多数からはずれてしまう少数派の方々についてです
違いは欠点ではなく、本当の問題はその違いを認識できない方にあります
つまり人の違いを判別できない施術者側にあるのです
権威を傘にかけた人からひどいことを言われたという事実は依然として多く、多くの人は傷ついている現実があります
どうかそのような方々は自分を責めないでください
人とはもともと個性の塊なのです
誰かの作った規格の中に入らないことが悪ではありません
その規格がおかしいのです
権威の中で権力を持った人間は横柄になります
まさに虎の威を借りているのです
道は必ずあります
諦めずに道を見つけ、そして見返してやりましょう
あなたは間違っていませんよ
くわしくはげんきくんまで
それでは