大きな封筒を手にしました
最後にもう一度送り先を確認
ポストに入れるところが2個あって
自分が入れる所を確認
ふぅ、と ひと息
コトンと封筒はポストの中へ
その時僕を縛っていた紐はほどけ
「うおおー」と大きな声で
叫んだつもり、でにやりと笑い
背中に羽が生えたような気がしたのです
封筒の中身は鍼灸学校の受験願書
入れた瞬間に会社をやめることが決まった
そこそこ大きい会社でしたが
数年間過ごした社員時代が終わる
とてもとてもスッキリしました
こんにちは
越谷のツボ職人 北村です
今日は 僕がサラリーマンをやめた時 について
ほとんどの人は皆
家庭環境が恵まれていればなおのこと
小、中、高、大学へ行き
就職活動をし、就職
僕が過ごした時代はそうでした
その後の就職氷河期に比べれば
大した苦労もしていません
そんな
エスカレーターに乗ったような
当然の道を歩む
今考えると洗脳です
当時も違和感はありましたが
他に選択肢も思いつかず
友達と同じ様な道を選んだのです
そんなですから常に
心のなかで誰かが叫んでいるました
「おい、お前!いつまでそんなことをやっている?
そんなとこにいていいのか
はやくやるべきことをはじめろよ」と
楽しく過ごしてはいたけれど
この道は違うとずっと思っていました
一人になってじっとしていると
必ずあの声がきこえてくるのです
幾つかの出来事が重なり
自分で鍼(はり)の仕事を
してみようかなと思い
色々調べるようになります
思いの外、お金がかかることに
驚きつつも
もう何より、違う道にいることが嫌で
早く飛び出したかった
当時の僕の中では
もう最終電車のブザーがなっている状況
乗るかどうかなんて考えるのでなく
早く滑り込め!という感じです
ほとんどお金のこととかも
深く考えず
出来るかどうかとか
仕事としてどうかとか
気にしていなかった
(これはよくないことですね)
それで施術家への道に入ったのです
今までの道と違うことがやりたくて
迷っている人がいると思います
道なんて踏み出せば出来てくるもので
その前に何を考えても
結論なんて何も出ません
僕が思うのは
必ずなんとかなる、ということ
どの道を歩いても苦労はあります
幸運にも生涯楽だった人がいても
本当にこれでよかったかと迷うのです
もう好きなこと
やりたいことをやればいい
どうせなら早くやればいい
行動を起こした後の後悔はひとつ
「もっと早くやればよかった」です
どんな小さなことでも
人生を変える大きなことでも
自分にウソを付くのはよくない
ウソは必ずいつか破綻します
そして自ら選んだ苦労は
自信となり
むしろ自慢話になるのです
まあ、他人はあまり聞きたくありませんがね(笑)
かくいう私も出だしが遅い
強力に背中を押してくれる人が欲しかった
だから私は人の背中を押すのです
背中を押されたい人は
げんきくんまで