人の体は不思議です
まだわかっていないことだらけで
その神秘的な奥の深さに
いつでも驚嘆します
私も施術を始めたばかりの頃は
不調があれば
その不調の位置ばかりを見ていました
離れたところから痛みをとるなんて
意味がわからず
その痛みをズームアップして
そこだけで考えていたのです
そうしたらどうも結果はいまいち
むしろ悪くしてしまうことも多かった
その局所だけを見るのは西洋医学的考えです
その考えも一つですが
東洋医学は他の位置からバランスを取ります
その考えはまさに目からウロコ
局所にズームインするのでなく
引いてズームアウトすること
まさに発想の転換でした
押してだめなら引いてみろ
このことわざを考えた人も
悩んだ末に逆張りしてみたのでしょう
そうすると物事がスムーズになったのです
こんにちは
越谷のツボ職人 北村です
今日は 末端から中枢を動かす について
私が行っている井穴刺絡療法
末端の指の先のツボからすべてを調整します
人間の中枢とは脳と脊髄のこと
ここですべての司令が出されます
人の体は中枢で決められるので
中枢を直接動かしてやろうと
普通は考えますね
これも一つの真実です
しかしそれはリスクがあるのも真実
一歩間違うと大変なことになります
例えるなら
カーペットの中央にしわがあるとします
どのように伸ばしますか
そのしわ自体を伸ばしていきますか?
しかしそれは視野の狭い子供のやることで
大人なら誰でも四隅を持って
グイッと引っぱってしわを取りますね
人の体も同様に考えられます
四隅、末端の部位から動かせるのです
一つには末端にある指には
神経や血管が集中していることもあります
そのことにより反射や反応が起きやすい
しかしそれにしても
末端から全身を調整するなんて
そんなことを考えついた古代中国人には
驚きしかありません
私はそういう先人たち
そしてそれを体系づけた先輩たち
そしてともに学ぶ仲間たち
のおかげで施術ができています
もうその事自体感謝しかありません
あとは現場で的確な判断をすること
それが私の仕事だと思っています
シンプルですが奥が深い
そして驚異的な井穴刺絡療法です
いつも自分の不調にもはりをして
自ら効果を実感しています
だからどこか痛くなったり
不調が出ると「よーし、来たな」
と思って実は嬉しくなる
痛みが出てうれしいって
なんじゃそれと思いますが(笑)
でもこれからも自分の体を使い
様々な実験をしていきます
そしてそれを皆様にフォードバックする
これが理想のサイクルです
まずは実践!
これが座右の銘です
まずはやってみる
そして修正
そのことで結果が見えてきます
末端から全身を見ていきます
くわしくはげんきくんまで