かかとが痛いという女性が来院
こんな場合どのように考えるか
私の場合なんであれ全身バランスを考えます
いきなり殴られたとか
石が飛んできて当たったとか
そういうもの以外では
必ず他の部位との関連があるからです
例えばある仕事をして腰が痛くなったと
そんな場合
姿勢が悪いから痛くなったのだろうと
考えたとします
それなら同じ事をやった人はみんな
痛くなったのか?
他の姿勢の場合ではそこは痛くないのか?
と考えると
殆どの場合姿勢のみで痛くなったのではないですね
その人がそこが痛くなる他の原因がある、と
考えてそれを全身バランスから考えるのです
重心が寄っていないか?
腕の使い方、目の酷使はないか?
内臓の疲労はないか?
女性ならさらに婦人科の冷えはないか?
以前に膝や足首を痛めていないか?
開腹手術など傷跡はないか?
などなどです
これらの伏線があった上での腰痛なら
そちらを先に考えて
腰にかかった過剰な負担をまず取るのです
それらを考えずに腰に湿布!では
同じ痛みを繰り返すのです
それは例えるなら
家で雨漏りがしていて
それの対処として
水滴を受け止める桶の置き方を
どうするか考えるようなものです
そこで必要なのは
屋根裏、屋根の状態であって
目先の対処ではないですよね
病院でレントゲンを撮るというのも同じで
そこがどれだけ傷んでいるかよりも
なぜそこだったのか
そこが傷んだ理由 のほうが重要なのです
それがわかればそこを対処すればいいのですから
我々自然療法では必ずそこを追求します
こんにちは
越谷のツボ職人 北村(鹿児島出身)です
今日は かかと痛の原因 について
かかと痛の場合
まず寒い時期で女性であれば
冷えの可能性がありますので
内臓の冷え、婦人科の冷え
を真っ先に考えます
そのためにはお腹の状態を見て判断
お腹に反応があればそこを対処します
あと最近特に足の疲労
例えば長い距離歩いたり
重いものを持って歩いたり
寒い中裸足で歩いたり
などがなかったか確認したり
昔足に大きな怪我をしていなかったか
気づいていないものがないかも確認します
これらを確認の上で
考えられる不調をとり
その上で変化があるか確認です
今回は原因がわかりにくく
痛みの出方も不規則で
しかもその時点で痛くないという
難しい状況でした
しかも同じ痛みを何度も繰り返している
それは慢性化しているということです
何かのきっかけで同じ痛みが出ます
そのような場合は
ストレスが引き金の場合もあります
ストレスも馬鹿にできませんので
お話を伺うとストレスはあったとのこと
はっきりとこれ、という部位はなかったので
内臓バランス取りと
足首周辺のつぼを数か所とって
様子を見てもらうことにしました
これで変化がなければ
より細かくつぼを探していきます
膝や股関節周辺も探していきます
こういう作業は私にとって
推理ドラマみたいでとても興味深いのです
痛みのルーツを辿っていくみたいなね
われわれのような施術家はみな
自分の得意な方向に進化していきます
全く同じことを習っていたとしてもです
だから時間が経つとみなどんどん変わっていきます
それによってピッタリと合う場合もあり
合わなくなる場合もあるでしょう
でもそれこそが進化ですので
これはもう止められません
そして施術家はどんどん仕事が楽しくなるのです
もうそれは趣味の域になります
だから一日中考えています
どうすればもっと良くなるのか
ドラクエの次の場面をずっと考えていた
あの頃を思い出しますね(笑)
そりゃあもう必死でした
そんなこんなでまた考えていきます
独善的になりすぎないよう気をつけます
くわしくはげんきくんまで