仕事柄、色んな人と話しをします
しかも継続的に話す
そうなると
その方の経験したことや
主義主張なども聞くことがあります
私はそういう話を
聞くことは嫌いではなく
一つの事例として
参考にさせていただいています
その中でも
印象に残るものは
戦争などの話
現時点で年代的に言えば
90〜100才、それ以上の方
そのくらいの方々ですと
大人として戦争経験があります
子供の頃
自分のおばあちゃんから戦時中の話を聞き
想像力を働かしていた自分には
とても興味深い話なのです
責任ある大人として
大規模な戦争を経験する
ましてや生活圏まで
それが迫ってくる
守るべきものもあり
今後の生活もある
自分なりの考えもあれば
人としての理念もある
そんな中で国家間の憎悪が
武器となって飛び交っていくのです
いまでも世界では紛争は多いですが
日本にいるとどこか他人事ですね
平和な日常なんて当然で当たり前と思う
権利などももちろん守られるし
安全であることが日常
でもそうでなかった時代があるということです
この時期になると
そういう事を考え
聞いた話を思い出してしまう
人間は争わなくては
生きていけないのかとも思います
こんにちは
越谷のツボ職人 北村(鹿児島出身)です
今日は 戦争の話を聞いた について
私が施術中に聞いた話
もうご高齢でお亡くなりになった男性ですが
7,8年前に100歳ほどでした
あまり話さない方でしたが
話し出すと止まらない
話を大きく分けると2つ
戦争の話と仕事の話
どちらも面白く聞いていました
ただ繰り返し同じ話が多く
オチが分かっているのです(笑)
その方は戦時中、満州に出兵しており
そこでの話はおもしろかった
いわゆる満州事変の時現地にいた方です
その方は当時関東軍として満州に行っており
でも戦争など行きたくもやりたくもなく
表面的に合わせていたとのことでした
関東軍は人員不足だったらしく
刑務所にいた受刑者の気の荒い連中を
兵士として連れてきていたとのことで
当時の中国ではかなり滅茶苦茶やったらしい
もう殴る蹴るなど当たり前で
中国人の家に入っていっては
物を取ってくるなどしていた、と
もちろんそんなことをしない人格者も
大勢いたようですが
とにかく今日進軍したところまでが領地で
全く相手側の反撃などなかったようです
なかでも特に覚えているのが
天皇のために、なんて誰も思っていなかったと
みんな自分のため家族のために戦っていて
むしろ天皇を恨んでいたと
言っていたことですね
当時のドラマや映像を見ると
天皇のために、とよく出てくるので
実際そうだったのかと思っていましたが
「そんなやつはだれもいない」
とのことでした
それを聞いて
なんだか親近感が湧いてきました
誰も戦争なんかしたくもなく
早く帰りたかったんだなって
思ったのですね
私は長い間当時の人達の心理状況に
とても興味があったのですが
その時に理解できた気がしたのですね
もう当時の方々は少なくなってきています
その頃の思いを伝えられる方が
減ってきています
人は常に間違う
のが人間の歴史ですが
すこしでもいい方向に行ってほしいですね
この時期になるといつも思い出すのです
くわしくはげんきくんまで