昔、線路の脇に住んでました
最初はあまりに線路に近いので
驚きました
目の前を電車が走っている
窓の直ぐ側でしたから
当然うるさいです
でもそのうちに気にならなくなり
だんだんと意識に上がらなくなりました
もう電車のことは忘れていたのです
ある時友だちが来た時
「うわ、ここはうるさいだろう」
と言われて
自分も以前そう思ったことを
思い出したくらいです
人間は都合の悪いことは忘れる
とよく言いますが
私も都合の悪い音は
耳に入らなかったのです
逆に
ある時それに気づいてしまうと
とにかく気になってしまうこともありますね
もう気になって気になって
違うものまでそれに見えてくる
もう頭がおかしくなりそう
量子力学の用語で
ゼノン効果というのがあり
あるものに強い意識を向けると
変化が抑制される
つまり
気にするととっても気になる
ということが起きるのです
これは物理学の世界でも
確認されていることですので
多分日常的に起こっています
嫌いな人のことは
やることなすこと腹が立つとか
痒みが気になると
とことん痒くなってくるとか
痛みも同じですね
これは何が違うかと言うと
受け入れたものは気にならないが
受け付けないものは何倍も気になる
ということです
こんにちは
越谷のツボ職人 北村(鹿児島出身)です
今日は 気にするともっと気になる について
痛みや違和感があった時
それが気になるのは当然ですが
気にしすぎると
何倍にも感じる
ということですね
痛みがあったら当然じゃないか
と思いますが
人間の脳は特定の癖を持っています
感覚的なモノは
感情の影響を強く受けます
嫌いなものはとにかく嫌い、だし
苦手なものはとにかく苦手ですよね
でもここで
まあいいや、気にしないと思えれば
大したことなくなる
という原則を
物理学の観測でも使っているのです
でも大抵の方は
それが出来ないんです
それが出来れば苦労しないんです!
と即答します
とは言っても
思考をどこに向けるかは
訓練で出来ることです
自転車に乗れるようになるのと一緒ですね
自転車に乗れない人が
即答で私は自転車、無理なんです!
と言ったら
それは無理だね、になりますよね
でもどうしたら乗れますか?
と思うから乗れるようになる
乗る方法を知ろうとするから
入ってくるのですね
意識をどこに向けるか
それは当然自分の好きなものです
嫌いなものでなく好きなものに向ける
興味あるものに向ける
思考の癖を治すのは難しいです
でも無理、ではないですね
それをやっている人もいます
一気にやろうとせずに
あせらず一歩ずつやっていく
それが唯一の道です
一気に大逆転ではなく
コツコツ当てていく
それでしか大きな岩は
動きませんね
魔法が起きて一気にどんと行く
それこそが幻想です
そんなことあまり考えないほうがいいです
一歩ずつ歩いていきましょう
くわしくはげんきくんまで