私、昔 この仕事をする前に営業をやったことがあるのです
もともと人見知りでもあり
人との交流も苦手
何かを提案するのも嫌で
それではどうしようもないぞ!と思ったのがきっかけです
営業である以上自分にスイッチを入れ
相手に向かってさまざまな提案をする
それは嫌ながらもだんだんと慣れてきたのです
そんなある日、会社の上役の人から
「お前ら話をうまくなるためにはテレクラにいけ!」
と言われたのです
テレクラというのは男性がテレホンクラブという個室の店に行き
そこに女性から電話がかかってきて話をするというもの
要は電話を使ってナンパできますというところです
そこで興味本位で行ってみました
その個室は殺風景でただ椅子と電話がある
横になれるので寝ることも出来る
ビデオも見られるようになっている
個室は多分20くらいあり
電話がかかってくると早いもの勝ちで電話を取る
そして話をする、というわけです
まずは電話に出るのも一苦労で
電話がなると一瞬で誰か出るのでまず取ることもできない
もうプルルルの「プ」で誰か出ます
ここで一瞬で電話に出る技術が養われました
そして出れるようになると
今度はさあ何を話そう?となるわけで
話題豊富で話し上手でないと知らない女性とは話せません
話がつまらないと一瞬で切られます
これか!これが話すための試練か!
まあ多分女性もバイトのサクラがほとんどでしょうから余計です
そこで何を話すか、どう持っていくか、相手は何を求めているか
など考えることが一杯で鍛えられました
結果として散々だったわけですが
やはり学ぶことも多かったわけです
それは相手の気持を知るということ
こんにちは
越谷のツボ職人 北村です
今日は 人の気持ちを知るためにしたこと について
動機が何であれ(笑)
人の気持ちを知ることこそが生きていく上で大事なことですね
これは人付き合いであれ
ビジネスであれ
家庭内であれ 同じことです
トラブルの多くは人の気持ちがわからないこと
自分の思いのみを押し付けたことで起こります
逆に言うと人の気持ちがわかれば人生うまく行きますね
先のテレクラでは実は最も勉強になったのが
隣の個室の誰かの話を聞いたことです
たまたま休んでいたらお隣さんが話し出して聞いてみたんですが
なかなかうまくいかなかった身の上話から始まり
人の力を借りてだんだん人生が上向くというストーリーになっていて
私も思わず聞き入ってしまいました
最後はどんな人なのか見てみたくなりましたから(笑)
相手の思いを知り
期待に沿い
そして更にそれを大きく超えていく
そうすれば相手は感動してくれます
会社の上役が私に言いたかったことはまさにそれでしょう
私は身を以てそれを知ったわけです
もちろん人の思いを知ることなんて難しい
でも相手の立場になって考える癖をつけていけば
少しでも変わってきます
たまに犯罪者を多くの人が非難する事例がありますが
もちろん人に迷惑をかけたことはよくなくても
その人にも事情があったのではないか
その人も実はひどい目にあっていたのではないだろうか
ただ人を一方的に攻めるのではなく
私はいつもそういう視点で見てしまうのです
もし自分がその立場だったらどうしていたか
他に方法はなかったのか
どうすればそれは防げたのか
そういうことをぼーっと考えています
私もそうですが
ついつい自分の論理を人に押し付けてしまう
人の心を知ることは長く険しい道です
だからこそそこが分かれば人生はうまくいく
もっと視野を広げ気がつくようになっていきたいです
一歩一歩ですね
くわしくはげんきくんまで